それぞれの生活パターンがバラバラな事もあり、浴室と脱衣室のみを供用した分離型2世帯住宅を提案しました。
旧家屋から引き継いだ欄間を地窓に組み込み、奥座敷の床柱を毎日触れる玄関框に生まれ変わらせ、幼少期のお孫さんの「背比べの柱」を同時の高さを保ったまま移設。
吹き抜けに面した引き戸に古い玄関引戸のガラスを再利用。「続きの土間」は大開口のサッシ越しに風景画の様に季節を楽しめる空間です。一つの屋根の下からは想像もつかない全く別の表情をもったふたつの住まいが、ここにあります。
既存家屋の記憶を残しつつ、光と風を取り入れたモダンな住まい
お父さん 80歳・お母さん 75歳・旦那さん 51歳・奥さん 49歳